ポートレート マイケル・バロレット
Portrait by Michael Barolet
親友や家族のポートレートを撮り始めたのは、当時よく撮影していたバージニア北部の風景写真をやめた時です。
35ミリフィルムで、一年ほどポートレートを撮影したころ、サリー・マン、エメット・ゴウィンやジョック・スタージェスの作品と出合いました。それと同時に道具としての35ミリカメラを捨て、8×10ビューカメラを使うようにしました。
友人のヌードポートレートを撮影時、彼らがヌードでいたほうが服を着ている時よりくつろいだ感じであることに気が付きました。それからは、被写体モデルにヌードのほうがよければヌードになるという選択肢を与えました。そうすると大抵はヌードを選びます。
多くの裸体をみせるというヌード写真と違い、私の写真はヌードというだけではありません。これらは写真の中にいる人がテーマです。服がないため、彼らには何も隠すものがありません。また、何かに分類されることもありません。彼らは彼らそのものなのです。そして、それは美しいものです。
マイケル・バロレットは北バージニアとニューヨークで活動中のアーティストです。
(翻訳:山田晃弘)