「檻」「光学異性体」 横須賀功光

Optics, Burning Body by Noriaki Yokosuka

Optics01.jpg


Optics02.jpg


Optics04.jpg


Optics07.jpg





BB10.jpg


BB14.jpg


BB06.jpg


BB11.jpg


BB01.jpg


BB02.jpg


BB08.jpg


BB09.jpg

BB15.jpg


BB18.jpg


BB17.jpg


BB20.jpg


横須賀功光は20世紀の日本の広告やファッションの世界を常に第一級のセンスの作品でリードしてきた天才写真家です。石岡暎子とともに創り出した資生堂やパルコのポスター群は今も伝説的な存在として燦然と輝いています。1982年には日本人初のイタリアンヴォーグ・ドイツヴォーグ・フレンチヴォーグのフリーランススタッフカメラマンとなり、三宅一生や山口小夜子とのコラボレーションにも目を見張るような作品があります。
しかし、横須賀自身のオリジナル作品群も含めたその仕事の全体像は残念ながらいまだに深い解明がなされていません。
65歳という若さにして惜しくも亡くなられた横須賀功光の初期作品「檻」と後期作品「光学異性体」をここに謹んで掲載させていただきます。


「横須賀功光はずっと極限が好きな写真家だった。人物であれ物体であれ、これらを極限に追い込んで写真にしてきた。けれども、晩年はそこから別の方へゆっくり向かっていったようだ。それを何と呼んでいいかはわからないが、おそらくはタオのような感覚、横須賀流の禅のような感覚ではなかったかと思われる。」

松岡正剛


「今の日本には写真のジャーナリズムがない。本格的な評価が下せるギャラリーがいない。写真家が真剣にピュアな部分を見せる場がない。・・・エンターテイメント性がないと今日の時代は生き残れないということが、功光が長らく本気の評価を得られなかった要因だったのかもしれない。功光は伝統的な写真家だったのだ。」
「もしかしたら功光こそ、これからが西洋への登場の時期だったのではないかとも思う。それには見せ方から広め方まで、戦略のうまいスタッフワークが必要になってくる。それさえ整えることができれば、功光の写真から神話を感じさせる力が放たれるにちがいない。」

石岡暎子

没後、刊行された写真作品集『光と鬼』横須賀功光の写真魔術(2005年・PARCO出版)より抜粋


横須賀功光の作品についてのお問い合わせはこちらからどうぞ。
EMON PHOTO GALLERY