Noise 太田菜穂子選 (『東京画』コミッショナー )
太田菜穂子ステートメント
Time and tide 広川泰士
Time and tide by Yasushi Hirokawa
Time and tide ―age of the tree― #1
Time and tide ―age of the tree― #2
Time and tide ―age of the tree― #3
Time and tide ―age of the tree― #4
Time and tide ―age of the tree― #5
Time and tide 循環#7
Time and tide -月・日- #4#5
Time and tide -月・日- #6#7
Time and tide -月・日- #8
Time and tide -月・日- #9
Time and tide #11
動くものと動かぬもの
人の作った時の単位に秒、分、時、日、年とある。
1日24時間、1年365日で暮らす我々の人生70年〜80年として数字ではなく、感覚として万年、億年は想像を越えている。
バクテリアから虫、犬猫、樹木に至る迄、それぞれ寿命の異なるあらゆる生きものは、それぞれ異なる時の単位を生きているのだろうか。我々の一日を一年という感覚で生きるもの、又はその逆も、有り得る事である。ウスバカゲロウの生涯とゾウガメの生涯、時の過ぎ方は同じなのだろうか。
人間の感覚では岩や山は不動という思い込みがある。しかし地殻変動や、大陸移動の例をみても地球の表皮は常に動き続けているのはご存知のとおり。我国の歌にもあるとおり、細石(さざれいし)が巌(いわお)となって苔のむすまで。永い時とともに変化は続き、かつての海底も今は高山として、そびえる。よって、現世世界の万物に動かぬ物は無く、常に変化は続く。
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