Wandering(放浪) ステラ・カラウ
Wandering by Stella Kalaw
タンドンソラストリート、サンフランシスコ CA
掃除夫、ビノンド教会、マニラ フィリピン
砂丘を滑る少年、Highway One、サンフランシスコ CA
カモフラージュした少年、クイーンアン、シアトル WA
ワンダーコンコンベンション、モスコーンセンタ、サンフランシスコ CA
ローラースケーター、ゴールデンゲートパーク、サンフランシスコ CA
シェルターに登るサンフランシスコ・ジャイアンツファン、マーケットストリート、サンフランシスコ CA
ネックレスで遊ぶ少年、エンバーカデロ、サンフランシスコ CA
バンジートランポリンに興じる少女、ピア39、サンフランシスコ CA
パーキングを出るモーターサイクリスト、ジェシーストリート、サンフランシスコ CA
サマーショー劇団員の裏舞台、イェルバブエナガーデン、サンフランシスコ CA
ベイトゥーブレーカーズイベント中に休憩をとるランナー、ゴールデンゲートパーク、サンフランシスコ CA
昼休みの日光浴、イェルバブエナガーデン、サンフランシスコ CA
灌木の配列、日本人街、サンフランシスコ CA
腰痛、サンフランシスコジャイアンツ優勝パレード、サンフランシスコ CA
今春オープン、マーケットストリート、サンフランシスコ CA
エスカレーターの男、マーケットストリート、サンフランシスコ CA
コンベンション参加者、ミッションストリート、サンフランシスコ CA
黄色のジャケットを脱ぐ女性、イェルバブエナガーデン、サンフランシスコ CA
マネキンを見る女性、ユニオンスクエア、サンフランシスコ CA
The Wandering (放浪)シリーズは構図に対しての見方を鋭くさせるためブログで始めたプロジェクトです。それは仕事への行き帰りに歩く環境のディテールに注意を払う習慣を身に着けたいと思ったからです。最終的には、範囲を広げ、旅行で撮影した写真も含めました。
ストリートフォトグラフィーは、マグナム写真家のアレックス・ウェッブ氏が言うように、99%は失敗作です。多くの瞬間を逃したり、長い時間をかけて特にこれといったものが撮れなく落胆したりの繰り返しです。でも、このフラストレーションが私を駆り立てます。というのも、取捨選択という行為と、日常生活の複雑なキャンバスの中に規則的なものを見出すという過程を楽しんでいるからです。
時には私が気づいたジェスチャーだったり、面白い写真を引き出す幾何学的同時性に対する風景の突然の変化だったりします。ある時は、何か面白いものだったり、独特なものだったりします。またある時は、通りのかどの感動的な光がさす静かな瞬間だったりします。すべての要素がカメラのフレームと一致した時の的確な瞬間を捕えることは純粋にうれしいものです。いつもそのようなことが起こるわけではないですが、撮影を続けるには十分です。
ステラ・カラウは、サンフランシスコ、ベイエリア在住のアーティストです。
「エスカレーターの男」はFraction Editionsにて販売中です。
(翻訳:山田晃弘)