ボンネットの中のハチ ノエル・マクリーフ
A Bee In Her Bonnet by Noelle McCleaf
猫のゆりかご
母さんは熊
大叔母ジョセフィーヌ・ヘインズ
長い影とスペイン苔
タンジェリンの樹の下で
エルマとミリー襟、1898
一族と古いもの
ママとルースエプロン、1939
フィレ
気楽な娘(エルマエプロン、1923)
スカウト
女族長、戴冠(家族の花輪、1885)
逃走中のうさぎ(祖母ドロシーのペイント)
守護者、指導者、案内者、保護者(母の詠唱)
彼女はまだ蜜の甘い香りがする
すべての関係のために(肉と羽のある種)
野外シャワー
深い森のキッチン
母なる魚
「ボンネット帽子の中のハチ⋆」(ロバート・ヘンリックの「マッド・メイドソング」より:1648年)は、母と娘の不思議な再開を写真で描いたものです。写真は失われた時間と取り戻した時間の重ね合わせた個人的な物語を基に構成されています。
母と娘が一緒に、何世代も前のような過去の経験に出会いまた思い出しました。南部の日中の熱気が残る蒸し暑い夜は、過ぎ去った時の映像を思い起こさせます。熟して腐り始めた果実のような記憶が、土にかえりまた作られるように、親族の過去の作ったものが散らかる風景。写真を通して、私たちの歴史を作り上げ、洗練されたヒントから寓話を仕立て直します。
これらのイメージには、お互いの記憶を通して先祖を再訪し、写真を通して私たちの歴史の再作成、再創作そして再生をしています。時代が変わり、そして何年も離れ離れで暮らしながらも、家族のフィルムの物語という万華鏡を通してみると、私たちは本質的に何も変わっていないことを発見しました。「ボンネット帽子の中のハチ」の作品は私たちの変化と過去から現在を通って未来へと向かう経験のカタログです。これらは新しい物語を作り、それは私たちを結び付け続け、二人の世界が別物でも歴史を永遠につなげるもとなるでしょう。
ノエル・マクリーフはフロリダ海岸在住です。
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訳者注⋆A Bee In Her Bonnet:ボンネット帽市の中にハチがいることで、気が狂いそうになることを指す。
(翻訳:山田晃弘)