歩いたあとに道はできる ポール・ギャフニー
We Make The Path By Walking by Paul Gaffney
2012年、私は3,500キロ以上の距離を歩いた。その目的は、瞑想と自己変革のために長距離を歩くというテーマを追求する作品を創作するためだった。
私のねらいは、静かで瞑想的な一連のイメージを創作し、それがこの旅の本質をとらえ、見る者に自然の中に浸りきる体験をよび起こすことだった。見る者をこの徒歩の旅に引き込み、自然の景観の中を通り抜けるときに起こる微妙な内面的・心理的変化の感覚を伝えることができればと思ったのである。
ポール・ギャフニーはアイルランド、ダブリン在住の写真家。
(翻訳:幾島幸子)
ポール・ギャフニー ウェブサイト
ギャフニーが自費出版した最初の写真集We Make the Path by Walkingは、ドイツ、カッセルで開かれた第6回国際写真集フェスティバルで国際写真集賞にノミネートされ、ヨーロッパ出版社写真賞の最終選考に残った。