島想い  山下恒夫

shimaumui by Tsuneo Yamashita

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撮影地である八重山列島は琉球諸島の最南西に位置しており、10の有人島と多数の無人島からなる。波照間島は日本最南端、与那国島は日本最西端の有人島である。島独自の文化、信仰が今も受け継がれている。
島の人たちは常に風向きと潮の満ち引きを意識して生活をしている。潮の周期を決めるのは月の動きだが、沖縄の年中行事は旧暦に則って行われる。島には会社や学校や普段の生活に使う新暦の時間と古来から脈々と流れる琉球の時間が流れており、時折それが交差することがあるように思える。
島にいると神聖な気配を感じる場所がある。そこは御嶽と呼ばれる聖地、人気のない海岸、大きな岩の前、森の中など様々である。そして受け入れられていると感じるときにはシャッターを切り、拒否されていると思うときには静かに立ち去る。
 作家というものは本来自らの強い意志で作品を創るものだが島での撮影は見えない力に導かれているような気がしてならない。


山下恒夫ウェブサイト