UNTITLED JAPAN エミリー・シャー
UNTITLED JAPAN by Emily Shur
ラリッサ・ルクレア
黄色い扉、金沢
所持品、江の島
地獄谷サル園、山之内
人気のない公園、千葉
ローソンの駐車スペース、湯田中
六義園、東京
雪中の石、湯田中
私の寝床、湯田中
眠り猫、浅草
秋の色、日光
花壇、下北沢
火、伊勢志摩
鉢植え、金沢
犬の置物、高尾
小さな木造の建物、湯田中
黄色いタオル、巣鴨
駐車場、下北沢
黄金カー、南千住
白鳥、水戸
日の入り、湯田中
2004年に初めて訪れて以来、日本の写真を撮り続けています。そのうち、私の周りで自然に起こる小さくて繊細な瞬間に着目していることに気が付き、それらの一瞬一瞬が日本文化の中にある道徳観を象徴するものだと考えるようになりました。日本人の生活の中に広くいきわたる細部への見事な気配りと、自然へ敬意を払う水準が深くつながっているように見えます。このような自然に対する関心は、ある思考傾向を示していように思えます。すなわち、単に植物や動物、または仕事に対する誇りなどを超越した集合意識です。それが日本での生活様式であり、私もそのように生きたいと思っています。
エミリー・シュールはアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス在住の写真家です。
(翻訳:山田晃弘)