08:33



承認



母と子供I



父と息子



朝食の食卓にて



あなたを理解する

ゴーストストーリー

マーブルの卵

世代

介護人

テレクン

冗談

共用寝室

母と子供II

家族の肖像



見えるけど言わない

ありのままの：In the Raw」は、私の家族の間にある氷を粉々にするためのプロジェクトとして始まりました。それは自分の家族にとって、私がアーティストとして扱っている問題に関して理解してもらうのにとても有効でした。全ての表現に必要なもの、作品を作成するにあたってヌードを使うこと、アート作品創作活動の事業計画性と実用性などです。またそれは、アーティストとしての私にとって、家族と家族の中の私の立ち位置についての自身の感情に対峙し解決することでもありました。
プロジェクトが、家族が抱える問題に何か変化を与えるという幻想は持っていませんが、それが、アート作品を作成していない時に、仲良くなれるベースとなればと考えました。
作品は、仮想の物語からなり、それは親近者や遠縁の家族と共有する写真や思い出がわずかながらに関わっています。
裸体は、とりわけ、親子の関係、世代間の関係や、その中でも特に死についての肉体的、感情的な弱さの両面のメタファとして使っています。大人の体を子供のように表す行為は、この作品のなかでは極めて重要です。それは、我々みな、生まれてから死ぬまで子供であるということだからです。現在、私には自分の家族の新しい思い出が多くあり、それが存在する愛の強い残像となり、またその愛は当然のこととは捕らえないようにしています。


ジェラルディン カンはシンガポールの写真家
ジェラルディン　カン　ウェブサイト

(翻訳　山田晃弘）