白斑 Facula, 2004



トンネル Tunnel, 2005



妊婦 Parturient, 2005



盲目 Cecity, 2004

膜翅目 Hymenoptera, 2005



木漏れ日 Mansuetude, 2004



神の手 Supernal, 2004

足跡 Mark, 2004



アイ・ラブ・マンデー I love Monday, 2005



ホオジロ Emberizidae, 2005

コウラナメクジ Limax, 2005



スプリンクラー Plim, 2005



木陰 Bosky, 2004



網 Net, 2004



オカダンゴムシ Armadillidium, 2005

私の作品は大判のカラー写真で、自然界の幻想的な側面を撮影しています。「SolidGround（硬い大地）」シリーズでは、私の家の小ぢんまりとした裏庭で起こった自然のいたずらをクローズアップで撮影しました。「Limax」ではコウラナメクジが絡まった草の上を登りモヒートグラスの中に侵入していたり、「Hymenoptera（膜翅目）」では、ハチが子供用プールの中の渦巻きの主役になったりしています。写真は色々な手法で撮影されています。時には、出来事に対して無意識に反応しカメラを向けたものや、またある時は私自身で過去の出来事や記憶を再現したものです。私の家の裏庭がサファリであるかのように、地面低くカメラを構えたりして不自然な風景を撮影しました。それぞれのシチュエーションで視覚的情報を制限することで、写真の中のコンテクストを取り除き、自然界と調和する幻想的な情景が広がります。


ホーリー・リントン
ホーリー・リントンは、米国ニューヨーク市在住の写真家ですが、近年、ニューヨークを後にし、マサチューセッツの農村部へ移住しています。そこで「Bear Hand（素手）」シリーズを撮影しています。

（翻訳：山田晃弘）

ホーリー・リントン　ウェブサイト